元宵節(げんしょうせつ)(Yuan Xiao Jie)の食べ物

中国では旧暦の1月15日は、元宵節を祝う習慣があります。
この日を元宵節と定めたのは、紀元前179-157の秦朝の漢文帝と言われていて、国内にあった反乱平定を達成したことを記念し、皇帝は毎年この日に宮殿を出て民衆とともに祝いました。
その後、仏教の影響を受けた後漢で元宵節は民間の風習になりました。
インドでは正月15日に仏舎利を祭る風習があり、インドからの帰国者によって中国に伝えたと言われています。

元宵節には、湯圓(Tang Yuan)という食べ物を食べる習慣があります。
もち米を原料とした団子であり、中には、甘いものとして、黒ゴマペーストやあんこ、塩辛いものとして、肉や野菜の具が入られたものです。

家庭が団圓(Tuan Yuan)(団楽円満)と音が似ているから、「湯圓」という漢字が使用されたとも言われています。

その食べ物の呼び方については、厳密にいえば、北京といった北方では、「元宵」(Yuan Xiao)のままといい、上海といった長江より南方では、「湯圓」(Tang Yuan)といい、餅の歯ごたえや大きさなど、若干違います。

中国へ行ったら、ぜひ本場の湯圓を食べ比べてください。
家庭団圓で皆さまの家庭が円満でありますように。

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